メールは整理・削除してからデータのバックアップを!
オフィスハチ @ 新潟です。
パソコン新調に伴うメールデータの移行を行いました。古いパソコンはWindows7のOutlook2010、新しいパソコンはWindows10のOutlook2013でした。
メールデータの移行
まずは旧PCからOutlook データファイル (.pst)の出力をしました。データファイルはPOPアカウント毎に出力が必要です。メールアドレスが3つある場合、データファイルも3つあります。メールの量によりますが、エクスポートはとても時間がかかります。1万件のメールの場合10時間かかってもおかしくありません。その間メールソフトでの作業ができません。
そのため、いらないメールやフォルダを削除して(削除済みアイテムを空にしましょう)から、時間があるときに作業することをお勧めします。
方法は下記リンクに詳しく書かれています。
[Outlook 2013] Outlook 2003 / 2007 / 2010からメールメッセージと連絡先を移行する方法を教えてください。 – 富士通Q&A (外部サイト)
エクスポートが終わると、そのデータを新PCに移動しインポートを行います。エクスポートよりは早いですが、インポートも時間がかかります。
仕分けルールの移行
次に仕分けルールを移行しました。旧PCから仕分けルールデータファイル(.rwz)をエクスポートします。
ファイル > 仕分けルールと通知 > オプション > 仕分けルールをエクスポート
保存したデータを新PCに移動し、インポートします。仕分け先フォルダがうまく指定できないことがある(エラーが出る)ので、その場合は手動でフォルダ指定して作業終了です。
署名の移行
署名データはOutlookからの作業ではなく、PC上のフォルダにアクセスしてコピーを取ります。「Windowsキー」+「Rキー」を押すと、「ファイル名を指定して実行」が開きます。
%APPDATA%\Microsoft\Signatures
上記アドレスをコピーし、「ファイル名を指定して実行」に貼り付けて実行すると署名データが入っているフォルダにアクセスできます。
アクセスした場所は、C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Microsoft\Signaturesでした。
AppDataが隠しファイルになっていると思いますので、「ファイル名を指定して実行」からアクセスするのが楽です。
隠しファイルやシステムファイルを表示する方法 – 121ware (外部サイト)
中に入っているファイルが署名データです。1つの署名につき4個のファイルがあります(.files、.htm、.rtf、.txt)。必要なものをコピーし新PCへ移動するのですが、Signaturesフォルダごとコピーした方がいいかもしれません。「Alt」+「↑(上)」で上のフォルダにアクセスできます。
新PCでも同じ作業をして、署名データが入っているフォルダにアクセスします。
Signaturesにアクセスできない場合は、フォルダがまだ存在していません。
その場合、%APPDATA%\Microsoftにアクセスし、Signaturesフォルダを作成し旧PCの署名データを張り付けるか、旧Signaturesフォルダごとを張り付けます。これで署名データ移行は完了です。
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