こんにちは、新潟でパソコン設定を生業にしているオフィスハチです。
外出時にiPhoneやiPadで、ロジテック(Logitec)のWiFi接続に失敗した画面が出てくることがありませんか？
なぜ出るのか？考えてみました。
Wi-Fiプロファイル
iPhoneやiPadでは、以前に使用したWiFiに自動的に接続する機能があります。そのおかげで自宅に帰ってくると、特に設定せず自動で自宅WiFiに繋がってくれます。とても便利な機能です。これはAndroidでもパソコンでもある普通の機能です。
さて端末は自宅のWiFiを何で判別しているのでしょうか？
それはSSID（無線のアクセスポイント名）です。SSIDとパスワードの組み合わせを『Wi-Fiプロファイル』として保存しています。
LogitecのSSID
Logitec無線ルーターでSSIDが、『logitecuser』と『logitecgameuser』の二つになっている機種があります。
※注：1つの無線ルーターから2種類の電波が出ています。
例えば、あるお宅のLogitec無線ルーターAから出ている電波のSSIDが『logitecuser』と『logitecgameuser』で、隣のお宅のLogitec無線ルーターBから出ている電波も『logitecuser』と『logitecgameuser』だったりするわけです。
ちなみに自宅のNECの無線ルーターの場合、aterm-******のように、個別の英数字がSSIDとなっています。
『Wi-Fiパスワードが違います』の原因
iPhoneは、基本的に無線を常に感知しています。保存されている『Wi-Fiプロファイル』に合えば、繋ごうとします。SSIDが『logitecuser』 and/or 『logitecgameuser』のルーターに繋いだことがあるiPhoneは、その設定を保存しています。iPhoneがSSIDを見つけると、保存してあるパスワードで繋ごうとします。他人の無線ルーターであろうとSSIDが同じであれば、繋ごうとします。
当然それは繋がりません。他人のルーターでパスワードは別ですから。そのため、失敗画面が表示されます。これが『Wi-Fiパスワードが違います』が表示される理由と思われます。
『Wi-Fiパスワードが違います』の解決方法
『logitecuser』 and/or 『logitecgameuser』の『Wi-Fiプロファイル』を削除すれば解決します。
1. これからもLogitecの無線ルーターを”使う”場合
接続しているLogitecの無線ルーターのSSIDを変更しましょう。
【ELECOM Wi-Fiルータ】【WRC-】SSID（電波の名前）を変更する方法 ELECOM – 外部サイト
【Wi-Fiルータ】SSID（電波の名前）を変更する方法（小型ルータ） ELECOM – 外部サイト
2. Logitecの無線ルーターを”使わない”場合
『Wi-Fiプロファイル』を削除しましょう。
『Wi-Fiパスワードが違います』が表示されたときに、設定 -> Wi-Fi -> 『logitecuser or logitecgameuser』の右にあるiマークをタップ。
『このネットワーク設定を削除』から『Wi-Fiプロファイル』を削除しましょう。
3. Logitecの無線ルーターを”使わない”場合で今すぐ対策をしたい場合
ネットワーク設定のリセットをしましょう。
注意：リセットすると、ネットワーク設定が工場出荷時の状態になります。
『Wi-Fiプロファイル』等が全て消えます。Wifi設定は基本的に全て再設定が必要です。
設定 > 一般 > リセット > ネットワーク設定をリセット
ちなみにiPhoneでWi-Fiが遅い場合、リセットすると快適になったりします。
